「体力の限界!気力も体力もなくなり…」俺もか…

no-bu

2012年01月29日 16:58

本日は、午前中からN高校でこの時期毎年行われている前監督の名前を冠にしたMH杯争奪中学校ラグビーフットボール大会が開催されました。

この大会が中学校最後の大会と言うこともあって、各チームともそうとう気合いを入れ、かなり練習を積んできます。

結果、1回戦から好ゲームが繰り広げられます。

今年もレフリーとして大会に参加してきました。


1試合15分ハーフで前後半の激しい戦い。

まだラグビーを始めて間もないはずの選手が、高校生や大学生よりもすごいタックルを繰り出す場面も…。
どの試合も拮抗し、優勝争いも混沌とした様子です。

こうした中学生の大会が開催できるのも、これまでやんばる地区で中学生の指導に携わってこられた先生方ややんばるクラブのメンバー、名護高校のOB、地域の方々の応援があったからだと思います。
ぜひ、今後も、この素晴らしい大会を継続していくために協力していきたいと思います。

中学生の試合の合間に30分の1本で高校生のexhibition(エキシビジョン)マッチが行われます。

今年は、会場校であるN高校とNS・HNの合同チームの試合が行われました。
中学生のゲームのレフリーを1つこなした後に、私がこの高校生のゲームを担当。

毎年、この試合のレベルの高さと激しさを中学生は観戦し多くを学んで、高校入学後の夢と希望を持ちます。
引き締まった試合にするのもレフリーの役目。

試合開始直後から大雨にみまわれましたが、お互いに持ち味を出した良いゲームが展開されました。

びしょびしょになったジャージとパンツを着替え、大急ぎで移動です。

なんでかって…?こんな病み上がりの私に”どうしてもレフリーがいないから…”といって依頼がきたからです。

断ればいいのに、”本当にどうしてもいないんです!”って言われると断ることができないんですよね。性格上…
車に乗り込み急いで21世紀の森ラグビー場に移動します。

沖縄県ラグビーリーグBのやんばるくいな対沖縄国際大学の試合のレフリーです。

先ほどの雨もありグランドコンディションは最悪の状態。
いつもはアップシューズで行うところを、すべらないようにとスパイクを履きました。

やんばるくいな、沖縄国際大学、双方とも持ち味を発揮しながら、激しい肉弾戦が繰り広げら前半の35分が終了。

実は、このあたりから”ちょっとふくらはぎに違和感”を感じていた私…。

しかし、いったん試合を任された以上は責任をもってつとめあげなければなりません。

ストレッチをして、いざ後半へ!

後半も前半同様、おたがいに激しいコンタクトを前面に出しての好ゲームとなりました。

そこで、大学生チームがインゴール前まで持ち込み、ラックのかなり激しい攻防が繰り広げられ、トライしようとした瞬間!

そのグランディングの瞬間を確認するために、体位をかえパッと足を前に急に踏み出した途端、来てしまいました”ふくらはぎ痙攣”です。それも両足…。

トライ後のコンバージョンキックの間、足を伸ばしたりしてみたのですが、よくなるどころか、痛みは増すばかりで、最後には富戸とも裏あたりまで痛み始める始末…。

残り時間は10分。

相当に悩みましたが、本部にお願いし、レフリー途中交代という失態となってしまいました。

本当にプレーヤーの皆さん、すみませんでした。恥ずかしくて何も言えません…。

いわゆる”こむらがえり”というやつです。

この、こむら返りは「筋肉が激しい痙攣を起こして緊張状態になってしまうことが原因」として起こります。
そして、「この筋肉の痙攣は、強い疲労状態にある時や汗で体内の水分やミネラルが失われている時に起こりやすく」なるようです。

さすがに、昨日まで4日ほど体調が万全じゃなかったことが原因となったのでしょう。

両足の痙攣は初めての経験で、立っているのも、ひいては座っているのも、かなりの痛みがありしんどかったです。

なぜかしら、一瞬あの名シーン、千代の富士の引退会見が頭をよぎりました。

「体力の限界!気力も無くなり、引退することになりました」



私ももう引退するべきでしょうかね…。


(追記)
同じような経験をされている皆さんもいるかと思いますので、参考までに…。

WASEDAクラブさんのHPに痙攣を予防するためのトレーニングが掲載されていました。

「Sand Training」についてです。
「Sand Training」とは、「砂の上(砂浜が最適)で行うトレーニングです。

砂と言う非常に不安定で・高負荷の足元でトレーニングを行う事で、足の内在筋・下腿の筋肉を鍛える事はもちろん。

筋紡錘・腱紡錘などの固有受容器の活性化に特に効果的です。

……筋痙攣(こむら返り)がおこっている状態は「筋紡錘の感度が上昇して、腱紡錘の感度の低下」が起こっています。

これらの固有受容器を事前に活性化(トレーニング)し、許容範囲を大きくしておくと、それだけ筋痙攣(こむら返り)の発生を抑制する事が可能になります。

これは、私の個人的意見でしかありませんが、近年多くのトレーニング種目やリハビリ種目が開発されましたが、そのほとんどは膝関節よりも身体上方のモノで下腿や足部のトレーニングメニューが不足しているように感じられます。

生活様式の変化により、幼少期に裸足で過ごす機会も減っており、下腿・足部の筋力不足・筋バランスの悪さが足首の捻挫やランニング障害(シンスプリント・足底筋膜炎・アーチの低下など)の原因であるように思います。

Sand Trainingはこれらの諸問題に対しての特効薬であると個人的に考えています。」(WASEDAクラブHPより)

詳しくは、こちらをご覧下さい。

さあ、いいかげん、足のマッサージでもして、明日からの仕事に備えて、ゆっくり寝るとするか!

関連記事