トップリーグ第2節 

no-bu

2012年09月17日 10:35

(1)キャノンvs東芝
試合巧者 東芝に対して、今季初昇格のキャノン

キャノンは、前半最初から積極的で、ブレイクダウンで、ボールに絡みにいくか、越えていくかの見極めがよく、何度かターンオーバーから攻撃のチャンスを得て、思いっきりの良いアタックをしかけワクワクする展開(^^)/。

しかしながら、ペナルティーが多くて、そこから相手にチャンスを与えるところが多かったのが残念…。

まあ、ブレイクダウンでの攻防であんだけ激しくいってるが、東芝も試合巧者だし、球際の強さがあるんで必然的ではあるが…。

それにしても、一節でのゲームも含めて、若いキャノンが今後どれだけやっていくのか楽しみだ。今季の台風の目になりそうな予感(^ム^)。

この試合もホントにあと一歩というところまで、東芝を追い詰めました。

(2)サントリーvs九州電力
九州電力が前節のサニックスとの試合で出た課題をどこまで解消できているか?チャンピオン相手にどこまで闘えるか?興味津々。

前半開始直後から、あっという間にサントリーが持ち味のスピーディな展開からトライをうばったときは、一方的な試合になるかと思ったが、九州電力の最初のトライとラインアウトからの二本目のトライは素晴らしかった。
それにしても、サントリーのディフェンスはあっけなかった。今後の試合もこの調子じゃ、ちょっと危ないかも…。
話を九州電力の攻撃に戻す。
前半15分の流れを変えるキックチャージからのプレーはさすがだ。それから後半15分あたりの九州電力のFB荒牧のPKからの素早い攻撃からのトライも素晴らしかった。九州電力の持ち味とチャレンジングな魂を十分に感じられる展開だった。
非常に残念なのは、前半最後のサントリー畠山のプレーがトライと判定されたこと。あれは、明らかにノックオン。間違いはあると思うけど、九州電力のアピールもあったし、アシスタントと確認して欲しかった。
たらればを言ってはいけないが、あれがなければ九州電力の大金星だったのになー。

(3)トヨタ自動車vsNEC

両チームとも上位3チームの間に立ちどう割って入るかを狙っており、なおかつ第1節のゲームを落としているという点で、同じ目的を持っている。まさに、サバイバルゲーム。

前半開始から両チームともラインアウトがなかなかうまくいかずスクラムでのリセットが多い展開に。

さらには、試験的ルールのラックからの5秒ルールのトップリーグでの初適用(多分(^O^;))もあった。
レフリーによる部分もあると思うが、選手サイドとレフリーとの5秒の感覚が少し違っていて、選手側に戸惑いが少し見えた。

試合は、前半最初のトヨタのトライ、後半に入っての最初のトライを見ているとNECのBKの外側のディフェンスに少し弱さを感じる。

試合の最後は、楕円球の妙、トヨタSO黒宮がBKラインの背後に蹴ったボールのバウンドがうまい具合にトヨタのイェーツの胸に入りトライ。その後の黒宮のコンバージョンも低い弾道でポールにあたり、かろうじて成功。

このままノーサイドかと思いきや、試合終了のホーンが鳴っている最中のスクラムでトヨタのペナルティー。
ここで途中出場のNEC田村のキックが入れば逆転と、見せ場が最後まであって楽しめたが、残念ながら外れたところでノーサイド。

最後の最後にドキドキする展開があり楽しめたから、まあ良しとしよう。


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