映画「心の旅」(洋画)
昨日、突発的にFBに”おばけ屋敷”での不満をぶちまけたno-buであります。
まあ、赤の他人が一緒に暮らすわけですから、いろいろと不満は出るわけですが…。
傍目に見ると以外だと思いますが、私はけっこう内に溜めるタイプで…。
それが、いっぱいいっぱいではち切れそうになったという訳です。
まあ、そういう経験を世の中の先輩方は、何度も繰り返してきているのだろうと思いますが…。
どうなんでしょう。
”諦念”が大事なんですかね?
この作品のハリソン・フォードみたいに、ある意味やりなおしがきけば…。
ハリソン・フォード の演技力=作品の素晴らしさ
まさに、その一言につきます。
心の旅 (REGARDING HENRY)
監督:マイク・ニコルズ
出演:ハリソン・フォード、アネット・ベニン
エリート弁護士という社会的地位、素晴らしい邸宅に、美しい妻とかわいい娘。
欲しいものを全て手に入れ、幸せの絶頂にいた主人公、敏腕弁護士ヘンリー(ハリソン・フォード)
彼は、いつものように、今日も過失により告訴された大病院の弁護で、見事な弁論により被告側勝訴を勝ち取る。
彼の中には、倫理的思考や哀れみなどの感情はほとんどない。
ただ仕事で成功することだけ、それが道徳的に不正義であったとしても、そんなことは問題ではない。
依頼人を守り、勝訴を勝ち取ること、それが彼の人生の目的であり、それが達成されれば、相手側がいくら悲しんでも関係ない。
ある医療訴訟の裁判の日…。
いつものように、その冷徹な目に息子を失った老夫婦の悲しみの姿が映る事はなかった。
ある夜、タバコを買いに出たヘンリーは、偶然店にいた強盗に遭遇し、胸と頭を撃たれてしまう。
幸い命はとりとめたが、その後遺症として体を動かすことも口を利くこともできず、記憶さえも失ってしまう。
しかし、献身的な看護士たちによるリハビリにより、ヘンリーは再び生きる力を取り戻していく…。
記憶の喪失により職場をも失いながら、逆に人間の真実の愛情に目覚めていくヘンリー。
仕事ばかりに打ち込み家庭を犠牲にしていた代償で崩壊寸前だった自らの家族…。
放漫だった自分の過去を悔やみ、家族との新しい絆を見つけるために自分の心とまっすぐにむきあい、正直に生きようともがく。
「一体何のために生きてるの?」
「人生にとって一番大切なものって何?」
「そんな風に生きていて後悔しない?」
彼にとって、今回の事件は、生死を分ける、今までの記憶を失ってしまう大きなこんな出あったが、その困難は、彼自身に本当の自分や自分にとって何が一番大切なのかを教えてくれる大きな転換点でした。
非常にハイリスクでありますが、こういう大きな転換点、私にも必要です。
強く感じさせられた作品でした。
(あらすじ)☆ねたばれ注意
冬のニューヨーク。その日、患者に告訴された大病院の失態を救った有能な弁護士へンリー(ハリソン・フォード)は、煙草を買いにストアに入ったところ、たまたま遭遇した強盗に狙撃され、重傷を負い、記憶喪失になってしまう。
妻子のことさえ思い出さず、リハビリ・センターで心を閉ざし続けていたヘンリーだが、トレーナーのブラッドレー(ビル・ナン)の明るい看護により、無事退院するに至った。
彼を待つ家族、妻のサラ(アネット・ベニング)と娘のレイチェル(ミッキー・アレン)は、自分たちのことを思い出せないヘンリーを悲しみつつも、以前とは違う優しさ溢れる姿に喜びを感じはじめる。
もう以前のような有能な弁護士ではなく、裕福にはなりえない家族の生活。
しかし、心は満たされはじめてきた。サラの浮気が発覚したが、それも以前の仕事一筋のヘンリーのせいであり、2人は和解する。
かつての不正弁護を恥じ、弁護士を辞め、真相の証拠を原告の患者サイドに届けた彼は、サラと共に寄宿学校に入れたレイチェルを引きとりに行き、家族3人で生きていこうと誓うのであった。
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