映画作品紹介「96時間 リベンジ」

no-bu

2013年05月17日 19:00

最近、今は「父さん、大好き!」と言ってくれる愛娘が、近い将来、私に向かって「きもい!」っていうのは何時なのかと心配することが多くなってきました。

私個人的には、”そういうことはない!”と断言しておりますが、周りが絶対にそれはない!と強く言います。世の中のお父さん、どうなんですかね?娘さんとずっと仲良しの方いらっしゃいますか?

ということで、今回も前回の「ゲット・バック」に続き、奪われた娘を助け出す強いお父さんのお話です。

リーアム・ニーソンが、すご腕の元CIA工作員ブライアンを快演したヒット・アクション「96時間」の続編、「96時間 リベンジ」です。
前作で壊滅寸前にした犯罪組織に仕返しのため捕らわれたブライアンが、自分と同様に命を狙われる元妻とまな娘を守ろうとする姿を“派手に”描いています。



監督:オリヴィェ・メガトン
脚本:リュック・ベッソン
出演:リーアム・ニーソン、マギー・グレイス、ファムケ・ヤンセン




やはり、“続編”って、前作が“面白かった”ならば、当然期待するし、前作との関連も気になりますが…。
正直(前作との比較から)言うと、今回のこの「リベンジ」は少しがっかりしました。
この作品の見せ場の格闘シーンもイマイチだったし、ブライアンは凄腕と知っているはずなのに、リベンジしてきた敵があまりにも弱っちく間抜け…。

前作では、拉致されてしまった娘と言えば、今回は、寸前で拉致を逃れ、今回は、母親と父親を助ける側に回るのですが、娘が簡単に手榴弾を町中で投げまくったり、免許もろくに取れないのに、タクシーで派手なカーチェイスを繰り広げたりと、あまりにも無理があるシーンが多すぎました。
拉致されても手榴弾の爆発する音を頼りに秒数で自分がいる現在位置を把握するなんか、ある意味“さすが”ですが、話の展開上、もう少し伸ばしてよーっていう感じ…。
で、あの“秘密のトランク”は何だったの???
まあ、こちらも、時間も短いし、平日の夜にでもテンポよく見れる作品といった感じでしょうか。

評価 ★★★☆☆ 60点


あらすじ(ネタバレ注意)
イスタンブールで要人警護の職務を終えた元CIA秘密工作員ブライアン・ミルズ(リーアム・ニーソン)は、ホテルのロビーで元妻レノーア(ファムケ・ヤンセン)と娘キム(マギー・グレイス)を迎え入れる。
彼の願いはこの休暇で家族の絆を完全修復することだった。
だが翌日、イスタンブールの名所のバザールに二人で出かけたブライアンとレノーアに、不気味な影が忍び寄る。
2年前、パリでブライアンに息子たちを殺害され、怒りに燃える初老のアルバニア人、ムラド(ラデ・シェルベッジア)が大勢の手下を引き連れ、復讐計画を企てていたのだ。
不審な尾行車を察知したブライアンは、ホテルに戻るように耳打ちしたレノーアをバザールの入口で下ろし、一味との怒涛のカーチェイス、そして激烈な乱闘に身を投じていく。しかしバザールの迷宮のような路地で立ち往生したレノーアを人質に取られ、彼女の身を案じて抵抗をやめたブライアンは、ホテルのプールにいるキムにその場所を離れ、ブライアンの部屋に隠れるよう携帯で連絡する。
レノーアとともに車に乗せられたブライアンは、頭に麻袋を被せられて視界は完全に失われていたが、時間をカウントし、車の進行方向や速度、周囲の物音をくまなくチェック、自分たちがどこに連れて行かれるかを分析していた。
薄暗い地下室に監禁されたブライアンは、隠し持っていた緊急用の超小型電話を取り出し、からくも追っ手から逃れて身を潜めていたキムにアメリカ大使館に避難するように告げるが、キムは危機に陥った両親を助けたい一心で大使館行きを拒絶、ブライアンの指示を仰ぐ。
そんな娘にブライアンは、様々な警護用アイテムが詰まったアルミケースからイスタンブールの地図を取り出させる。続いてキムに手榴弾を爆発させ、その轟音を手がかりに自分が囚われている場所を絞り込んでいく。
まもなくムラドが地下室に現れ、ブライアンの目の前でレノーアのノド元を刃物で切り裂き、血を流す彼女を逆さ吊りにする。
ムラドがその場を立ち去ると、ブライアンは必死に両手の拘束を解こうと試みる。
レノーアが絶命するまでに残された時間はわずか30分。
しかも、このとき既にキムの身にも敵の魔手が迫っていた……。

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