映画「陰謀の代償」(洋画)
主演が『G.I.ジョー』のチャンニング・テイタム、その他、アル・パチーノ、ジュリエット・ビノシュ、レイ・リオッタといった名優が出演しているので、かなり期待してレンタル。
“陰謀”というくらいですから、もっと大がかりなものを期待したのですが…。
「陰謀の代償」 (THE SON OF ON ONE)
監督:ディート・モンティエル
出演:チャニング・テイタム、トレイシー・モーガン、ケイティ・ホームズ、レイ・リオッタ、ジュリエット・ビノシュ、アル・パチーノ
ジャケットで主演であるはずのチャンニング・テイタムよりもアルパチーノが前面に出て、目立っているのが、最初かなり気になったのですが、やはりそのとおりでした。
チャンニング・テイタムがかなり地味ですな~。
それから、アルパチーノ、年とったね~って感じです。71歳です。
ちょっと前までは、ギラギラしたものを感じましたが、なんか本作では、少し干涸らびた感じがして…。(ファンの方すみません)
話の大まかな流れです。
イマイチだつたので、ちょっとネタバレします。
ここまできて作品を見たいと思った方は、ここからは読まないでください。
ニューヨークのスタテンアイランドに暮らす警察官のジョナサン・ホワイト(チャニング・テイタム)は妻ケリー(ケイティ・ホームズ)と病気を抱えた幼い娘とともに暮らしていました。
しかし、その幸せな日々が、彼の突然の移動によって大きく転換していきます。
配属先は車で2時間もかかるクィーンズ警察署。
なぜに、このような遠距離に配属になるのか?
帰りの毎日遅い、口数の少ない夫に妻は、浮気を疑うまでに…。
治安の悪いクィーンズ地区では、マサーズ警部(レイ・リオッタ)が治安回復に躍起になっています。。
特にクィーンズ・ボロ公営住宅は黒人の失業者が多く、犯罪が絶えません。
配属直後、ジョナサンは、上司のマリオンから地元新聞が始めたキャンペーンをやめさせるよう命令を受けます。
その記者が扱うのは、16年前にジョナサン自身が起した後に闇に葬られた2件の殺人事件…。
遠い昔に葬ってしまったはずの過去…。 なぜに今頃…。
これは、誰の仕業で何が目的か???
当時の関係者の口はすべて封じているはずなのに…。
姿の見えない告発者の存在…。
マリオンがジョナサンを部下にした理由は、告発状を書いた人間を探しだして始末させるためでした。
時に脅迫めいたメッセージを送りつつ彼を監視し、警察の威信を傷つける記事をつぶそうします。
危機感を感じジョナサンは、事件以後縁を切っていた公営住宅に戻り、昔の知人たちと再会します。
その過程で、知的障害があるがたった一人の親友だった男に疑いの目を向けてしまいます…。
いろいろと主人公のジョナサンが、見えない糸をほどこうともがいているのは、よく分かりましたが、陰謀というにはなぜか、それぞれの出演者の行動の意図がいまいちピンとこず、あいまいで深みを感じませんでした。
その辺が、出演者の豪華さに対して、作品のつまらなさの原因となったのでしょう。
残念です。
「評価 ★★★★★ ☆☆☆☆☆ 50点」
(あらすじ)
9.11アメリカ同時多発テロ発生の翌2002年。
ニューヨークのスタテンアイランドに暮らす警察官のジョナサン・ホワイト(チャニング・テイタム)は妻ケリー(ケイティ・ホームズ)と病気を抱えた幼い娘とともに暮らしていた。
勤務先は車で2時間もかかるクィーンズ警察署。
治安の悪いクィーンズ地区では、マサーズ警部(レイ・リオッタ)が治安回復に躍起になっていた。
特にクィーンズ・ボロ公営住宅は黒人の失業者が多く、犯罪が絶えない。
1986年、祖母とクィーンズ・ボロ公営住宅に住んでいた13歳のジョナサンは、白人ゆえの色の白さから“ミルク”と呼ばれ、黒人たちから目を付けられていた。
そんな彼の味方は、同じ棟に住む黒人の少年ヴィニーと妹のヴィッキーだった。
ある日、麻薬常習者を射殺してしまうジョナサン。
だが、ヴィニーの入れ知恵によって死体は放置。
警察も本気で捜査を行なわなかった。
さらに、愛犬を殺されたことで、犯人の黒人を階段から突き落として殺してしまう。
2件の殺人により、スタンフォード刑事(アル・パチーノ)から尋問を受けるジョナサン。
だが、罪に問われることなく事件は隠蔽される。
スタンフォードは殉職したジョナサンの父とかつてコンビを組んでいた仲だったのだ。
そのまま何事もなく成長し、ジョナサンは警官になる。
だがある日、事件を匂わせる脅迫状がジョナサンのもとへ。
差出人は不明。
さらに、地元新聞に2つの事件隠蔽を告発する手紙が届き、記事として掲載される。
2つの事件の真相を知るのはヴィニー(トレイシー・モーガン)だけ。
ジョナサンはヴィニーに脅迫をやめるよう頼むが、その甲斐なく、新聞社には事件を隠蔽した警官の名前を記した手紙が届く。
マサーズ警部の命令により、ジョナサンは女性記者ブリッジス(ジュリエット・ビノシュ)に記事の掲載中止を頼むが、ブリッジスは応じない。切羽詰まったジョナサンはヴィニー殺害を計画するが……。
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