HANNNA
昨日、沖縄方言で言うと“ちむーふぎない”(納得いかない、合点いかない)事が職場であったので、イライラしながら寝たら、早々と四時過ぎに目が覚めて寝れないので、朝早くからこの記事を書いています。
そこで、見たけどまだレビューしていない映画作品のご紹介。
「ハンナ Hannna」
監督:ジョー・ライト
出演:シァーシャ・ローナン、エリック・バナ、ケイト・ブランシェット、トム・ホランダー他
予告編はこんな感じ!
本作では、『つぐない』でキーラ・ナイトレイの妹を演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされたシアーシャ・ローナンが、再びライト監督と組んでおります。
主人公のハンナは、他人と一切接触する事なく山里深い場所で父親に育てられ、戦闘技術や諜報術といったスパイ戦闘員としての超エリート教育を受け育ってきた16歳の見た目は、とてもカワイイ女の子。
全く外界そして父親以外の他人とふれあったことのないハンナが、エリート教育の目的となるミッションを達成するために初めて外の世界に出て、モロッコ、スペイン、ドイツと旅をしていく過程で、父親以外の他人と出会う、その出会いの中で彼女の中に起こる微妙な変化を描いていきます。
冒頭から、“こんなんありかよ”という想定外のシチュエーションとシアーシャ・ローナン演じるハンナの見た目のギャップに、ただただにびっくりさせられます。
なんせハンナは、国家による「殺人兵器」プロジェクトにより、遺伝子操作され、恐れや哀しみの感情は排除され筋力は増強され、戦闘能力と多国言語、偽の経歴を叩き込まれて育てられていく訳ですから…。
外界・他人との接触の経験がない分、初めてあった人達からすると彼女は簡単にいうと、ちょっと訳の湧かないことを言ったり、変な行動を取る“不思議ちゃん”。その辺の不思議ちゃん的な所だけは、シアーシャ・ローナンの見た目とマッチしていた感じがします。
けど、最終的に、“見終わった後に思い起こすと、イマイチなにも残っているものがない”というのが端的な感想…。
唯一、無理に挙げるとすると、アクションシーンになるとボリュームアップされ使われていたケミカル・ブラザーズの曲とリズム良いハンナの殺人シーンのみ。
こうしたシーンのために、シアーシャ・ローナンは、そうとうトレーニングしたでしょうね。
正直、ハンナが外界に出て、初めて合う人間との交流との中で起こる変化の方にも重きを置いて描いてくれると、殺人マシーンとして育てられた部分とのギャップが鮮明になってくるし、人間くさい部分も描けてくるし、深みと厚みが出てきたかと思います。
ということで、何も残っていないし、「総合評価 ★★☆ 30点」
シアーシャ・ローナンファンの皆様すみません。
(あらすじ)
ハンナ(シアーシャ・ローナン)は、元CIA工作員の父エリック(エリック・バナ)とフィンランドの山奥で人知れず暮らし、並外れた格闘テクニックを叩き込まれた少女。
愛らしい外見に反し、痛みを知らず、感情を持たないまま16歳に成長する。
いつしか戦闘応力が父を越えるまでになったハンナに、ついに外の世界へ旅立つ日が訪れる。
だが、ある任務によってヨーロッパへ旅立った彼女を、かつての父の同僚であるCIA捜査官マリッサ(ケイト・ブランシェット)が執拗に追う。
行く手を阻むマリッサの手下との壮絶な戦いの中で、ハンナは自身の卓越した身体能力の秘密を知ることになる……。
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