もしや………と思いましたが…(^^;)
家族が寝静まった後、いつものように、昼間は占拠されているテレビを独り占め。
昼間の放送で見れなかった関東大学ラグビー対抗戦の帝京大学対早稲田大学の試合を観戦する。
3連覇中の帝京大学は、今シーズンも、その選手層の厚さと豊富な練習量に裏打ちされた速い展開ラグビーで危なげない試合はこびをしてきたと思う。
また、8月26日に行われた夏合宿中の練習試合においては、早稲田が帝京に0対43という屈辱的な敗退を期したということも相まって、個人的には早稲田にがんばって欲しい部分もあるが、帝京有利だろうと思っていたが…。
前半の10分は、帝京がいまいちテンポがつかめずいくつかイージーなミスもあったり、キックチャージを受けたりと精彩を欠いた入り。そうしたこともあってか、早稲田に攻め入られる場面も多く、先制点は早稲田のPGで3点を入れる。
しかし、帝京も敵陣ゴール前でFWでこわだった後に、PKから得たラインアウトから前半28分すぐにトライを奪い7ー3と逆転。
しかし、ここでもまたまた早稲田が、前半36分過ぎにPKからの5Mラインアウトからモールをずらしてのサインプレーからのトライ。このトライは、実に見事だった。
このトライで10対10の同点とする。
さらには、前半終了間際、今試合から復帰してきた帝京のCTB中村のディフェンスが甘くなったところをつかれ、あっさりトライされる。
この辺のプレーは、最近の帝京には見られなかったもので、少し変な感じ。
ここで、前半を終わり、当初の予想を裏切り、早稲田 17対10 帝京と、チャレンジャー早稲田が7点のリード。
後半に入っても、帝京のラインデフェンスが甘くスルスルとゲインされる。
これは、これまでの試合の反省点を修復してきた早稲田が、アライビングプレーヤーがかなりポイントへの到達が速く、その結果のボール回しの速さにも繋がったのだろう。
後半の51分のPGがゴールポストにあたって跳ね返ってきたボールを早稲田のプレヤーが広い、中央にトライ。
このようなシーンは、ぜひ高校生に着目して欲しい。
しかし、この辺でも帝京のプレーヤーは、なぜかボーッとした感じがした。
このトライで、早稲田が27対13と帝京を大幅に離しにかかるか?と思ったのだが…。
レフリー目線でいうと、後半74分の帝京SO中村のグランド中央からのPGからのタッチキックを巡ってジャッジが二転三転したが、あの辺は、レフリーもつかれがでてくる時間帯。
まさに”エアーポケット”と呼ぶにふさわしい、魔の時間帯。
こうした場合には、アシスタントレフリーとの連携で、チーム・オブ・スリーでいかなければ…。
その後、ようやくこの試合から復帰した中村の動きの調子が戻り、早稲田BKラインのギャップをつき、大きくゲインした後に、帝京にトライが生まれる。
このトライで話された点数に対して、どうにか追いつきたいと考え果敢に勝負する早稲田BKのパスを読まれての、帝京BKのインターセプトによるトライが生まれ、ここで早稲田も万事休す。
終わってみると、帝京 37対27 早稲田で、帝京の勝利でした。
関連記事