ファイアー・ウォール
ひと昔前の銀号強盗とは異なり、ITを駆使した犯罪集団にコンピューターセキュリティーのスペシャリストとして働く主人公のジャックが家族を人質に取られてしまうところから物語は始まります。人質を取った犯人の目的は、当然おわかりだと思います。これ以上話すとこれから見られる方はつまらなくなりますので、これくらいに。
で、感想ですが、アクション物としては、見て損はしない映画でしょうね。見た後に、いつまでも残るような映画ではないですが…。
私も最初は、題名から連想し、かなりのハイテク戦が繰り広げられるのかと思っていたので、少々がっかりした所もあります。
けれど、ハリソン・フォードは顔もやつれ、あ~すごく年を取っちゃったな~というのが第一印象でしたが、相変わらずダンディーなおじさまぶりを発揮してくれました。まあ、彼のイメージからすると、コンピューターに強そうな感じは湧いてきませんが、いつも通り愛する妻子を必死に守ろうとする父親の姿を演ずる彼の演技力はやはり素晴らしい と思います。で、彼の乗っていたクライスラーのフラッグシップセダン『300C』
がまたかっこいい。すごく渋いですね~。私も、ああいう車が似合う大人のおっちゃんになるのが理想です。
それから、犯人グループのリーダー、ビル役のポール・ベタニー
の演技も見物です。冷徹でなおかつハイテク機器を駆使する犯人像にぴったりの配役です。
で、今日の映画の満足度は、「80点」というところでしょうか。
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