ロード・オブ・ウォー
あまり、期待しなかったのが良かったのか、見終わった後、色々考えさせられました。
見終わって最初に感じたのは、自分の知らないところで、如何に世の中が動いているのか、本当に知らないことが多いということ…。
ニコラス・ケイジ主演「ロード・オブ・ウォー」をみました。
「ストーリー」
ウクライナ生まれで子供の頃に家族でアメリカに移住してきたユーリー・オルロフ(N・ケイジ)。
両親の経営するレストランを手伝ったりしてるが・・・
うだつのあがらない毎日だった・・・。
ある時、マフィアの襲撃現場を目撃・・・
こりゃ、料理を作って売るのと同様に、銃を売れば儲かる時代だと直感。
弟を引き込み武器売買の仕事を始めるが・・・
主人公のユーリーが、捕まった際に、いった台詞。
「俺が一年かけて取引する量を大統領は一日でやってのける」。
この作品、実在に5人の武器商人をモデルとしてるだけに、まさにリアルで痛烈な皮肉になっています。
そして、最後に流れるテロップは恐ろいほどにシニカルです。
「世界の5大武器輸出国は、アメリカ、イギリス、ロシア、フランス、中国である。そしてこの5カ国は、国連の常任理事国でもある。」
この現実を知って、根っこを叩きつぶさなきゃ、これからも戦争は終わらないと確信しました。
同時に、だからこそ、沖縄に基地はいらない。
戦争犯罪大国の片棒を担ぐような真似はしたいくない。
心からそう思いました。
「総合評価 ★★★★☆ 90点」
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