インサイド・マン
この作品の公開時、本当に迷ったんですよね~。
「その時犯人は、人質全員を共犯者にした。」
これって、すごく気になるでしょ~。
しかし、仕事は忙しい。
でも、どうにかして時間を切り盛りしてでも見に行くのなら、がっかりするような内容の作品だけは…。
と考えて、ネットで色々と検索して情報収集した結果、「『インサイド・マン』は期待はずれ」とか、「だらだら会話が続く」、「強盗の目的があいまい」、「救出法に目新しさがないとかいったどちらかというと[
あまり肯定的ではない」評価が多かったので、結局は見に行くのをやめたのですが…。
それじゃ、今回DVDで鑑賞してみて、どうだったのよっ…?って感じですけど。(続きをどうぞ!)
「ストーリー」
白昼のマンハッタン信託銀行で強盗事件が発生。
頭脳明晰な犯人グループのリーダー・ダルトンは、50人の人質全員に自分たちと同じ服を着せる陽動作戦に出る。
人質と犯人の見分けがつかない以上、突入は不可能。
犯人グループから“型通り”の要求はあったものの、現場は膠着状態に。
指揮を執る敏腕捜査官フレイジャーも、まったく焦りを見せないダルトンの真意をはかりかねていた。
そんな中、銀行の会長から“特別”な依頼を受けた女弁護士が現場に現れる。
だって、「人質全員が共犯者=50人の人質全員が容疑者?」っていうんだから、登場人物たち全員の顔を見落としてはならないわけでしょ。
「目に見えるもの全てがキーワード」だが、「目に見えるものだけが全てではない」
今までの映画のルールはまったく通用しない!
タイトルこそが最大のヒント!?
っていうんだから、一瞬たりとも目を離せない緊迫した状況が続くストーリー展開で、そして予測不能な結末と続くと予告されているので、no-buも少々緊張しながら鑑賞しました。
おまけに、出演者はかなり豪華!
デンゼル・ワシントン、クライブ・オーエン、ジョディ・フォスター
これまでの銀行強盗をモチーフにした作品とは異なり、アイディアと作品中に秘められたからくりを知的に楽しみながら鑑賞するタイプの映画です。
でも、確かに今までのこの手の作品よりは、ある意味おもしろさはあったけど、「この作品は劇場で見るべき」っていう作品でもなかったな~というのが正直なところです。
もうすこし、これだけの演技派の出演者を集めてるんだから、犯人と警察の間のやりとりでも緊迫感がもう少し欲しかったし、心理戦でも、もう少し「息詰まる感じ」があってもよかったのかな~と思います。
でも、スパイク・リー監督の作品なので裏の裏に何か隠されているんだろうな~と思っていたのですが、やはり、思った通りでした。
最後に、なぜ、あれがフレイジャーのポケットから出てきたのか?
本当の事件の黒幕はだれだったのか?
というところで、見終わって考えたら、すごく謎が残りました。
で、必死になってそのことを考えているのですが、その謎を解明しようとしている方のブログに出くわしました。そのブログは、ここです!→「海から始まる!?」
「なるほどね!」そういうふうに考えることもできるわけね、って感じです。
確かに、本当のその謎の答えは、脚本をつくった方しかわからないのですが、「“見た人が推測する”ことを楽しむ」いう点では、すごくおもしろい作品だとも思います。
公式サイト→こちらをクリック!
「総合評価 ★★★★
☆ 85点」
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