子どもたちの学びからの逃走という現状に…

2007年03月15日

昨日の夕刊にこのブログでも先日、記事にした夜間中学「珊瑚舎スコーレ」の方々が見事、高校を受験した6人全員合格なさったそうで~す。

本当に、キラキラ おめでとうございます。キラキラ 


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人というのは、本当に学びたいと思ったら、いくつになっても、とことん自分の夢や希望を目標にしてがんばれるんですよね。
こうした方々の「学び」に対する姿勢を見習って大事にしていきたいものです。


さて、そうした記事とは反対に、今日の朝刊に政府の教育再生会議が「ゆとり教育」見直しの具体策として、
①夏休みや春休みなどを計一週間程度短縮
②小中学校での七時間目授業の導入などを学校現場に奨励していく

方針などを決めたという記事がありました。

でも、私は視点が少しずれていると感じます。
というのは、子どもたちの現状をどう分析するのかという視点です。
私は、子どもたちの学力が落ちていると言うことを問題視するよりも、
子どもたちが「学びから逃走している」ということを問題にしなければならないと思っているからです。

学びの舞台に「積極的に」昇ろうとしない子どもたちに、授業の量を増やしたとしても、当然ながら何の効果もありません。
大事なのは、学びから逃走している子どもたちが「なぜ、学びの場から逃走しているのか?」という分析をしっかりおこない、学校での授業が生徒達が活き活きと学ぶ場になるために、政策はどうあればよいのか?物理的な環境整備はどうあればよいのか?教師が学校がどうとりくめばよいのか?保護者はどうあるべきか?をしっかり議論していくことなのではないでしょうか?
そして、そのことを踏まえた上で、具体的な政策を提言して欲しいと思います。


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この記事へのコメント
ウチの娘はゆとり教育が本格的に始まった年に入学しました。
いきなりのこの展開は勉強嫌いを一層加速させてしまうんでしょうね。
休みは少ないわ、つめこみだわ。
・・・確実にゆがんできてると思うのはワタシだけ?
Posted by 物欲主婦 at 2007年03月16日 11:56
文部科学のおかげで現場が右往左往ですか。。。
Posted by yuポン+ at 2007年03月17日 02:14
物欲主婦さま、yuポン+さま

ゆがんできていると思っている方は多いと思います。
けど、そういう現場の声って政治に反映されないんですよね~。
かえって、ひどくなればなるほど、さらにそれを加速させるような政策が打ち出されていくし…。
土曜日は、また出校になりそうだし、授業時数も増えそうだし…。
物理的に量を操作するのではなく、中身をどうするのか?教師の教材研究の時間や授業について学ぶゆとりがまず必要だし、それに加えて、生徒との対話の時間も必要なんですが…。
いらない仕事だけが増えていきます。(愚痴っぽくなりました。m(_ _)m)
Posted by no-bu at 2007年03月21日 14:26
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