読書の記録~『住育のすすめ』
2008年02月13日
今日は、相変わらずの体調不良で、午後からお休みをもらいました。
家でゴロゴロしながら読んだ本を紹介したいと思います。
「住育のすすめ~住まいを考える50の方法」
竹島 靖著、角川SSC新書、2007年

家でゴロゴロしながら読んだ本を紹介したいと思います。
「住育のすすめ~住まいを考える50の方法」
竹島 靖著、角川SSC新書、2007年

「一時間で読めるけど,一生を変える本。」(4ページ)
本書の冒頭にある一文です。
その通り、さっと1時間ちょっとでさらっと読める本です。
また、もしかすると本当に一生を変える本になるのかもしれません。
(紹介~裏表紙より)
家族が100あれば、100通りの「いい家」が存在します。
賃貸か持ち家か、集合住宅か一戸建てか。
さまざまな住まいの形態や家族ごとにふさわしい広さや間取り、設備があります。
どんな住まいでどんな生活をしたいのか—それには数多くの選択肢があり、絶対的な正解はありません。
この本では「いい家」を見つけるために必要な「住まい観」を養うための50のヒントが、生活者の視点から書かれています。
(目次)
第1章 悩む。—賃貸か、持ち家か、それが問題だ。
第2章 建てる。—最低でも100年使うという発想。
第3章 買う・借りる。—中古や賃貸で、かしこいリスク回避。
第4章 リフォームする。—転ばぬ先のチエ。
第5章 相談する。—何が分からないか分からない人へ。
第6章 みんなで住育。—持ち家派も、賃貸派も。
第7章 住害。—環境問題やロハスという視点から。
最近では、「食育」って言葉がよく使われます。
「食育とは、国民一人一人が、生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組みを指します。」
(食育・食生活指針の情報センター e-syokuiku.comより)
確かに、日本の食糧自給率の問題や環境問題、平均寿命の問題、昨今の食品偽装の問題などに関連して、食育ってとても大切なことだと思います。
食が人をつくるという当たり前のことが当たり前にできなくなった現在、そうした狂った歯車を是正するために大切な取り組みです。
では、住まいに関してはどうでしょうか?
「食の危機」と同じように昨今の住宅には様々な問題が出現しています。
シックハウスや、化学物質過敏症のような健康被害の問題、アトピーの問題などがまず第一にあげられるでしょう。
それから、平均30年~40年といわれる短すぎる住宅の寿命(建て替えサイクルの問題)や冷暖房、給湯などは、エネルギー・地球温暖化の問題とも密接に関係してくるでしょう。
「食」の問題と同じように「住」に関する考え方を変えていかなければ、将来的に日本はおかしくなっていくと考えます。
この本は、そうした「住育」が大切だという事を著者自身が住宅購入にあたって読んだ本(厚さの合計4メートル)、セミナーや 勉強会から得た知識、および著者の経験からまとめたものです。
「家は100年使う」「家歴書を持つ」「無垢の木の家具を選ぶ」など、現在、私自身が進めている住宅建築のキーワードとしていることを筆者も強調していて、個人的にはかなり共感できる内容でした。
では、家を建てる時には、どんなことを重点においたらよいのでしょうか?
(人の受け売りですが…)次の5点が大事なことではないかと思います。
(1)どういう暮らしをしたいか?
(2)何に重点をおいた家をつくるのか?
(3)家族の健康を守れるのか?
(4)暮らし(快適性)とエコをどう両立させるのか?
(5)10年後、20年後の暮らしの変化が想像できているか?(老後や将来の家族構成など)
住まいが育むもの、それは、家族の幸せ、充実した楽しい人生、健康な快適な暮らしです。
上記の5点を念頭に入れながら、そんな家族の幸せ、充実した楽しい人生、健康な快適な暮らしにつながるような住まいづくりのために、私は木造住宅を選びました。
まず、近年よく耳にする「シックハウス症候群」や「ホルムアルデヒド」。
これは建材に含まれる有害な物質が人体へ悪影響を及ぼし、様々なアレルギーを引き起こすものです。
しかし、改正された建築基準法では、居室に必ず換気設備をつけることを義務付けています。
何かこれっておかしくないですか?
ようするに、建物から有害な物質が出るって事を前提にしている訳ですよね。
どうして、最初からそのような物質が出ないようにすることを選択できないのか?
そんな疑問が私の家づくりが木造という選択に向かわせた理由の一つになっています。
自然素材である木には、このような問題となる化学物質が非常に少ないので安心だと考えました。
その他、木には以下のような効果があります。
・紫外線を吸収したり、乱反射により光を和らげるので目にやさしい。
・不快音の吸収や遮音性に優れているので耳にやさしい。
・森林浴効果をもたらす爽やかな香りが心身をリフレッシュ。
・適度な弾力性と硬さがあるので疲れにくい。
住宅建築に関わって色々と悩むことも多いですが、自分のやっている事に自信を持って、地道に勉強しながら頑張っていきたい、
少しストレスでまいりそうになっていた今日この頃。
けど、この本を読むことで少し元気づけられた気がします。
最初にも書いたように、文章が簡潔でサラッと読みやすい本です。
それから巻末には参考文献も豊富に挙げられているので、新築だけでなく、賃貸、中古物件購入など、住宅についていろいろ考える際の最初の一冊におすすめの本ではないでしょうか。
本書の冒頭にある一文です。
その通り、さっと1時間ちょっとでさらっと読める本です。
また、もしかすると本当に一生を変える本になるのかもしれません。
(紹介~裏表紙より)
家族が100あれば、100通りの「いい家」が存在します。
賃貸か持ち家か、集合住宅か一戸建てか。
さまざまな住まいの形態や家族ごとにふさわしい広さや間取り、設備があります。
どんな住まいでどんな生活をしたいのか—それには数多くの選択肢があり、絶対的な正解はありません。
この本では「いい家」を見つけるために必要な「住まい観」を養うための50のヒントが、生活者の視点から書かれています。
(目次)
第1章 悩む。—賃貸か、持ち家か、それが問題だ。
第2章 建てる。—最低でも100年使うという発想。
第3章 買う・借りる。—中古や賃貸で、かしこいリスク回避。
第4章 リフォームする。—転ばぬ先のチエ。
第5章 相談する。—何が分からないか分からない人へ。
第6章 みんなで住育。—持ち家派も、賃貸派も。
第7章 住害。—環境問題やロハスという視点から。
最近では、「食育」って言葉がよく使われます。
「食育とは、国民一人一人が、生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を楽しく身に付けるための学習等の取組みを指します。」
(食育・食生活指針の情報センター e-syokuiku.comより)
確かに、日本の食糧自給率の問題や環境問題、平均寿命の問題、昨今の食品偽装の問題などに関連して、食育ってとても大切なことだと思います。
食が人をつくるという当たり前のことが当たり前にできなくなった現在、そうした狂った歯車を是正するために大切な取り組みです。
では、住まいに関してはどうでしょうか?
「食の危機」と同じように昨今の住宅には様々な問題が出現しています。
シックハウスや、化学物質過敏症のような健康被害の問題、アトピーの問題などがまず第一にあげられるでしょう。
それから、平均30年~40年といわれる短すぎる住宅の寿命(建て替えサイクルの問題)や冷暖房、給湯などは、エネルギー・地球温暖化の問題とも密接に関係してくるでしょう。
「食」の問題と同じように「住」に関する考え方を変えていかなければ、将来的に日本はおかしくなっていくと考えます。
この本は、そうした「住育」が大切だという事を著者自身が住宅購入にあたって読んだ本(厚さの合計4メートル)、セミナーや 勉強会から得た知識、および著者の経験からまとめたものです。
「家は100年使う」「家歴書を持つ」「無垢の木の家具を選ぶ」など、現在、私自身が進めている住宅建築のキーワードとしていることを筆者も強調していて、個人的にはかなり共感できる内容でした。
では、家を建てる時には、どんなことを重点においたらよいのでしょうか?
(人の受け売りですが…)次の5点が大事なことではないかと思います。
(1)どういう暮らしをしたいか?
(2)何に重点をおいた家をつくるのか?
(3)家族の健康を守れるのか?
(4)暮らし(快適性)とエコをどう両立させるのか?
(5)10年後、20年後の暮らしの変化が想像できているか?(老後や将来の家族構成など)
住まいが育むもの、それは、家族の幸せ、充実した楽しい人生、健康な快適な暮らしです。
上記の5点を念頭に入れながら、そんな家族の幸せ、充実した楽しい人生、健康な快適な暮らしにつながるような住まいづくりのために、私は木造住宅を選びました。
まず、近年よく耳にする「シックハウス症候群」や「ホルムアルデヒド」。
これは建材に含まれる有害な物質が人体へ悪影響を及ぼし、様々なアレルギーを引き起こすものです。
しかし、改正された建築基準法では、居室に必ず換気設備をつけることを義務付けています。
何かこれっておかしくないですか?
ようするに、建物から有害な物質が出るって事を前提にしている訳ですよね。
どうして、最初からそのような物質が出ないようにすることを選択できないのか?
そんな疑問が私の家づくりが木造という選択に向かわせた理由の一つになっています。
自然素材である木には、このような問題となる化学物質が非常に少ないので安心だと考えました。
その他、木には以下のような効果があります。
・紫外線を吸収したり、乱反射により光を和らげるので目にやさしい。
・不快音の吸収や遮音性に優れているので耳にやさしい。
・森林浴効果をもたらす爽やかな香りが心身をリフレッシュ。
・適度な弾力性と硬さがあるので疲れにくい。
住宅建築に関わって色々と悩むことも多いですが、自分のやっている事に自信を持って、地道に勉強しながら頑張っていきたい、
少しストレスでまいりそうになっていた今日この頃。
けど、この本を読むことで少し元気づけられた気がします。
最初にも書いたように、文章が簡潔でサラッと読みやすい本です。
それから巻末には参考文献も豊富に挙げられているので、新築だけでなく、賃貸、中古物件購入など、住宅についていろいろ考える際の最初の一冊におすすめの本ではないでしょうか。
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Posted by no-bu at 22:00│Comments(0)
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