ニュージーランド 敗れる!

2012年12月02日

朝から雨ですね。

休日、いかがお過ごしでしょうか。

私は、先日に続き今日はお休みで家でラグビー観戦三昧の予定…。

しかしながら、たまの休みに家にいると、なんと騒がしいことか…。

三人の子供達が常に運動会の状態で、ゆっくりできるような状態ではない。
こんな中、いつも週末を過ごしている妻に少し悪い気がした…。

さて、まずは、朝イチで、昨晩放送のイングランドVSニュージーランドのテストマッチを録画で案戦することに…。

ニュージーランドは、イングラドに過去9連勝中。
また、テストマッチ20連勝中。

一方のイングランドは、その前のテストマッチでオーストラリアと南アフリカに惜敗。
今回、常勝ニュージーランド相手とのひさしぶりの闘いで、本拠地である聖地トゥィッケナムで、どこまで善戦できるかが見物の試合。

試合の展開は、前のウェールズ戦で大量得点したニュージーランドがイージーなハンドリングミスが続き、加えてイングランドのしつこいディフェンスに苦戦し、なかなか得点をすることができない。
敵陣で得たPGもSOダン・カーターが2つ続けてミス。

それに対して、イングランドSOのファーウェル・オーウェンは、相手のペナルティで得たPGを確実に決めて、前半33分までに6対0とリードする。

解説の小林深緑郎さんによると、イングランドはベテラン勢が怪我で今回の試合は、若手中心で挑む模様で、経験不足が心配される。
試合の組み立てや経験不足からくるイージーなミスあたりから、試合巧者ニュージーランドにつけ込まれるのが心配される。

しかし、一方のニュージーランドは、カーディフでウィルス感染症に掛かったという話で、今回の遠征メンバー中、多くのメンバーがその影響を受けているようだとか…。

前半は、その後、イングランドがDG、PGと得点を加えて、イングランド 12対0 ニュージーランドで折り返す。

後半に入っても42分過ぎに、なんとニュージーランドがスクラムでペナライズ。
やはり、なにかおかしい…。
あの静かなダン・カーターもなにかイライラして、乱闘しそうになるし…。
なにか、雲行きの悪さを感じる試合の雰囲気…。

しかし、そこは簡単ではない。

ニュージーランド 敗れる!



ニュージーランド、後半47分にコーリージェーンのラインブレークから得たチャンスを活かしトライ。
51分過ぎに、ノータッチキックのミスから、またもやコーリーェーンのバランスの良い走りから、NO8キャアラン・リードのトライ、コンバージョンも決めて、イングランド 15対14 ニュージーランドでジワジワと詰め寄る王者。
やはり、いつもの展開か…と思わせるような雰囲気に。

しかし、しかし、やはり、体調不良の影響か、その後、すぐにニュージーランドらしからぬデフィエンスで簡単にイングランドSTB12番のブラッドに大きなラインブレークされ、その後、トゥイランギにつながったボールを折り返して、ブラッドがテストマッチで初めてのトライをお見舞いし突き放します。

ニュージーランド 敗れる!



ニュージーランド 敗れる!



ニュージーランド 敗れる!



さらには、58分すぎに、またもやトゥイランギのビックゲインからWTB14番のアシュトンのおきまりのダイビングトライを奪わ
れるニュージーランド。

おかしい、おかしい、おかしい…。
と、思っていると、61分過ぎには、またもや、またもや、ニュージーランドNO8のリードのパスをインターセプトしたトゥイランギが独走しトライ。

ニュージーランド 敗れる!



完全に、何かが起こりそうな雰囲気がありありの状況…。

この時点で、イングランド 32対14 ニュージーランドで、ニュージーランドが18点の大量リードを許す状況に…。

こんなニュージーランドのテストマッチの試合の雰囲気は、いままでに見たことがない。
悪い連鎖が…。

結局、イングランド 38対21 ニュージーランドで、イングランドは2003年以来のニュージーランドから勝利を奪いました。

あの時代は、重量感のあるベテランのFWを中心にジリジリと攻め込み、得意のSOウイルキンソンのキックやPGを中心にした闘いで、W杯王者となった頃…。

今回は、あの頃と全く違いボールを積極的に動かすプレーで、(いくら相手が体調が悪いとはいえ)若手を中心に積極果敢に攻め続け、内容的にもイングランドは、ニュージーランドを圧倒した試合でした。

この試合で、一気に次回のシックスネーションズでは、下馬評があがることでしょう。
楽しみです。

追伸
因みに、レポートできませんでしたが、前回のニュージーランド対ウェールズで、前半早々にウェールズ選手に後ろからラフプレーを見舞い退場に追い込んだニュージーランドのフッカーホア。

ニュージーランド 敗れる!



こんな形で、後ろから首にフックでラリアット気味にパンチを浴びせた後…。


ニュージーランド 敗れる!

続けざまに、膝蹴りを浴びせる始末…。


あのプレーがいくらレフリーから見えない位置での出来事だとはいえ、AR(アシスタントレフリー)が注意するべきで、あのような酷いラフプレーがペナライズされないのは、ありえないと強く思いましたが、あの後、ホアは5週間の出場停止になったそうです。

当然といえば、当然の処置ですが、王者ニュージーランドの中に、あのような意図的なラフプレーをする選手が最近いると言うこと自体が、非常に嘆かわしいことですね。



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