映画「ラスト・ターゲット」(洋画)

2012年01月28日

冒頭から謝罪させていただきます。

心の琴線にまったく触れないような作品でも、私はこれまで良いところをどうにかご説明申し上げてきました。

しかし、残念ながら、たま~に“紹介するかどうか非常に迷う作品”に遭遇することがあります。

作品選びも前知識なしで、大好きなジョージ・クルーニーの主演作品というだけでTUTAYAレンタル。

で、結論…。

今回の作品は、主演のジョージ・クルーニー(ジャック)の相変わらずのダンディズムと作品中の風景の美しさ以外に何も感じ取ることができませんでした。

私には、作品を楽しむセンスがないのでしょうか?
映画「ラスト・ターゲット」(洋画)








「ラスト・ターゲット」(原題:THE AMERICAN)
監督:アントン・コービン
出演:ジョージ・クルーニー、ヴィオランテ・ブラシド、テクラ・リューテン、バオロ・ボナェリ、ヨハン・レイゼン、イリーナ・ビョークランド


ゴルゴのような“冷酷な”“闇社会のプロ”が闇稼業から足を洗おうとする過程の人間模様を描いた作品です。

とにかく、殺し屋のプロとしての主人公は、言葉もあまり多くないし、日々の鍛錬もストイックにこなします。

映画「ラスト・ターゲット」(洋画)













主人公の静けさに加えて作品のテンポがゆったりとしています。

このスローなテンポは、作品中の主人公や登場人物の心情の変化をつかみやすくするとともに、それにより美しいヨーロッパの風景は見る者の目を奪います。

映画「ラスト・ターゲット」(洋画)映画「ラスト・ターゲット」(洋画)









監督さんは、撮影地はかなりのこだわりをもって選考したようです。
撮影地へのこだわりについて監督のコービンや関係者は次のように語ったとか…。

「撮影期間中に使う経費や完成作品が将来この地域への観光を促すことを考え、本作の撮影でこの地域の経済復興を助けたいという意見でまとまったんだ」
「アブルッツォを選ぶしかない。あの地にはこのような映画が必要だし、この作品にはあそこのような美しい舞台が必要だ」

私のお口には合いませんでしたが、ジョージ・クルーニーが大好き+美しいヨーロッパの風景という方は、ぜひストーリーのことには触れずに、おたのしみ下さい。


「評価 ★★★★★ ☆☆☆☆☆ 50点」

(あらすじ)☆ネタバレ注意!
スウェーデン、ダラルナ。暗殺を生業として生きるジャック(ジョージ・クルーニー)は、連れの女と雪原を歩いているところを狙撃される。一瞬の間にスナイパーを返り討ちにすると、一緒にいた女も撃ち殺した。彼女も敵の一味だったかもしれないと疑惑を胸に秘め、ジャックは雪原を後にする。イタリア、ローマ。ジャックは“組織”の連絡係、パヴェル(ヨハン・レイセン)と接触。身を隠して連絡を待てと指示を受ける。ジャックは、城塞都市の名残を残す町、カステル・デル・モンテでアメリカ人カメラマンとして、小さな部屋に身を落ちつけた。その日から体力維持のための室内トレーニングと双眼鏡での屋外観察が彼の日課となり、食事に招待してくれたベネデット神父(パオロ・ボナチェッリ)と知り合う。ある日、パヴェルから潜伏中の仕事として狙撃ライフルの制作を依頼されたジャックは、マチルダ(テクラ・ルーテン)という若い女に会う。彼女から減音器付き狙撃ライフルの仕様説明を受け、早速制作を開始。銃身部は郵送で取り寄せ、足りない部品はベネデット神父の息子が営む怪しげなガレージを訪ねて譲り受けた。だが組み立て作業もほぼ終わったある晩、ふと立ち寄ったカフェの主人からジャックは一通の封筒を受け取る。中にはスウェーデンのあの殺しの記事の切り抜きが一枚入っていた。そんな中、ジャックはなじみの若い娼婦クララ(ヴィオランテ・プラシド)と昼間のカフェでばったり出くわす。売春宿の暗い室内では見えなかった明るく美しい表情に魅かれ、その後も逢瀬を重ねるうちに彼はこれまで歩んできた孤独な人生では感じられなかった悦びを知り、クララと共に生きることを決意する。そして今回のライフル制作を最後の仕事としてこの世界から足を洗うとパヴェルに告げる。街道沿いの食堂で、ジャックは特製スーツケースに仕込んだ狙撃ライフルと弾丸をマチルダに引き渡した。無事最後の仕事を済ませ、大金の支払いを受けたジャックは、一路クララが待つ“聖体行列”見物に向う。しかしそこでは思いもよらぬ運命がジャックを待ち受けていた……。


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Posted by no-bu at 21:44│Comments(0)映画
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