映画「メッセージ そして、愛が残る」(洋画)
2012年03月06日
死とは、どの生物にも訪れる、逆らいようのないさだめ。
では、人間にとって“死”とは、どのような意味を持つのか?
もし、あらかじめ、自らの死が近いことを知ったとき、あなたはどのような生き方を選びますか?
私もそうなるだろうと思うのだが、死という事実を真っ直ぐに見つめることができず狼狽えてしまうであろう。

「メッセージ」(AFTERWARDS/ET APRES)
監督:ジル・ブルドス 出演:ロマン・デュリス、ジョン・マルコヴィッチ、エヴァンジェリン・リリー、リース・トンプソン、グレンダ・ブラガンザ
ニューヨークの法律事務所に勤める敏腕弁護士のネイサン(ロマン・デュリス)。
幼い息子を突然の病で亡くした彼は、そのショックから立ち直ることができず、妻のクレア(エヴァンジェリン・リリー)や娘のトレイシー(サラ・ウェイスグラス)を遠ざけて仕事に逃避する日々を送っている。
そんな彼の前に現われた医師のジョセフ・ケイ(ジョン・マルコヴィッチ)。
次々と人の死を予見するケイの不思議な力を見たネイサンは、自分にも死期が迫っていると直感。
別れた妻との絆を取り戻そうとするが、予想もしない運命が待っていた―。
原作は、フランスで120万部を突破したギョーム・ミュッソのベストセラー。
私が、この作品を見ようと思ったのは、演技派ジョン・マルコヴィッチが出演しているから…。
本作で彼が演じるのは、人の死を予見する力をもっているという医師。
主人公の敏腕弁護士ネイサンは、ある日突然自分の前に現れたこの男と接するうちに自らの死を意識するようになり、人生を振り返り始める。 自分がやがて死ぬ存在だということを人が知ったとき、人はそれを拒絶したり、死ぬと言うことを知らせた人へ怒りをぶつけたりするが、本作では、その拒絶や怒りを人が受け入れた時に、その人に訪れる新たな思いや希望、そして、その死をも乗り越える(宗教的な)卓越の境地にいたる過程が非常に繊細なタッチで描かれている。
その繊細なタッチに、素晴らし程にマッチした映像の美しさにも目を見張る。
本作の撮影を手掛けたのは台湾出身のリー・ピンビン。
是枝裕和監督の『空気人形』やトラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』などでも撮影監督を務めたリーが紡ぐ映像美も必見である。
「評価 ★★★★★ ★★★★☆ 90点」
(あらすじ)☆ねたばれ注意
ネイサン(ロマン・デュリス)は、ニューヨークの法律事務所に勤める敏腕弁護士。
幼い息子を突然の病で亡くした彼は、そのショックから立ち直ることができないまま、妻クレア(エヴァンジェリン・リリー)と娘を遠ざけ、仕事に逃避する日々を送っていた。
そんな彼の前に現れた医師ジョセフ・ケイ(ジョン・マルコヴィッチ)。
次々と人の死を予見するケイの不思議な力を見たネイサンは、自分にも死期が迫っていることを悟る。
自分の生命の期限を知った彼は、別れた妻との絆を取り戻そうと、ニューメキシコにいる家族のもとへ向かう。
だがそこで待っていたのは、予想もしない運命だった……。
では、人間にとって“死”とは、どのような意味を持つのか?
もし、あらかじめ、自らの死が近いことを知ったとき、あなたはどのような生き方を選びますか?
私もそうなるだろうと思うのだが、死という事実を真っ直ぐに見つめることができず狼狽えてしまうであろう。

「メッセージ」(AFTERWARDS/ET APRES)
監督:ジル・ブルドス 出演:ロマン・デュリス、ジョン・マルコヴィッチ、エヴァンジェリン・リリー、リース・トンプソン、グレンダ・ブラガンザ
ニューヨークの法律事務所に勤める敏腕弁護士のネイサン(ロマン・デュリス)。
幼い息子を突然の病で亡くした彼は、そのショックから立ち直ることができず、妻のクレア(エヴァンジェリン・リリー)や娘のトレイシー(サラ・ウェイスグラス)を遠ざけて仕事に逃避する日々を送っている。
そんな彼の前に現われた医師のジョセフ・ケイ(ジョン・マルコヴィッチ)。
次々と人の死を予見するケイの不思議な力を見たネイサンは、自分にも死期が迫っていると直感。
別れた妻との絆を取り戻そうとするが、予想もしない運命が待っていた―。
原作は、フランスで120万部を突破したギョーム・ミュッソのベストセラー。
私が、この作品を見ようと思ったのは、演技派ジョン・マルコヴィッチが出演しているから…。
本作で彼が演じるのは、人の死を予見する力をもっているという医師。
主人公の敏腕弁護士ネイサンは、ある日突然自分の前に現れたこの男と接するうちに自らの死を意識するようになり、人生を振り返り始める。 自分がやがて死ぬ存在だということを人が知ったとき、人はそれを拒絶したり、死ぬと言うことを知らせた人へ怒りをぶつけたりするが、本作では、その拒絶や怒りを人が受け入れた時に、その人に訪れる新たな思いや希望、そして、その死をも乗り越える(宗教的な)卓越の境地にいたる過程が非常に繊細なタッチで描かれている。
その繊細なタッチに、素晴らし程にマッチした映像の美しさにも目を見張る。
本作の撮影を手掛けたのは台湾出身のリー・ピンビン。
是枝裕和監督の『空気人形』やトラン・アン・ユン監督の『ノルウェイの森』などでも撮影監督を務めたリーが紡ぐ映像美も必見である。
「評価 ★★★★★ ★★★★☆ 90点」
(あらすじ)☆ねたばれ注意
ネイサン(ロマン・デュリス)は、ニューヨークの法律事務所に勤める敏腕弁護士。
幼い息子を突然の病で亡くした彼は、そのショックから立ち直ることができないまま、妻クレア(エヴァンジェリン・リリー)と娘を遠ざけ、仕事に逃避する日々を送っていた。
そんな彼の前に現れた医師ジョセフ・ケイ(ジョン・マルコヴィッチ)。
次々と人の死を予見するケイの不思議な力を見たネイサンは、自分にも死期が迫っていることを悟る。
自分の生命の期限を知った彼は、別れた妻との絆を取り戻そうと、ニューメキシコにいる家族のもとへ向かう。
だがそこで待っていたのは、予想もしない運命だった……。
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Posted by no-bu at 12:00│Comments(0)
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