映画「パーフェクト・ホスト~悪夢の晩餐会」
2012年03月31日
ソウシリーズのプロデューサーが関わっている作品と聞いたら、その筋の作品が好きな方は触手を伸ばすはずですね。
私もその一人…。
今回紹介する作品は、“サンダンス映画祭”であまりにも奇想天外なストーリーで評判を呼んだという代物。
凄く期待しながら鑑賞した作品です。

「パーフェクト・ホスト」
監督:ニック・トムネイ
出演:デヴィド・ハイド・ピアース、クレイン・クロフォード、ナサニエル・パーカー、ミーガン・ペリー、ヘレン・レディ
作品の概要は次の通り…。
青年ジョンは、銀行強盗を犯して警察に追われ、ロサンゼルスをさまよっていた。
逃げ場を失い隠れ家を物色し始めた“招かれざる客”ジョンが偶然狙いを定めたのは、ひょろっとした風貌の中年紳士ウォーウィック。
強盗と暴行の前科を持つジョンにとっては、いかにも手玉にとりやすそうな人物だった。
ウォーウィックは誰が見ても物腰が柔らかなナイスガイだった。
高級住宅街の豪邸に住む彼は、気ままな独身生活を楽しみ、今夜も友人たちを招いてパーティを開くつもりだ。
そんなとき災難に見舞われて助けを求めてきたジョンは見知らぬ青年だったが、冷たく門前払いにするわけにもいかない。
なぜならウォーウィックは、つねに客人を温かくもてなす“完璧なホスト”だからだ。
かくして数奇な出会いを果たしたジョンとウォーウィックのつかの間の友情は、もろくも崩れ去る。
強盗犯だという秘密がばれたジョンが包丁をふりかざし、ウォーウィックに服従を迫ったのだ。
ところが、この家の主人はそれ以上に恐るべき秘密を隠し持っていて……。
「クライム・サスペンス」と紹介されている本作。
予告編などを通しても、かなりシリアスな内容を想像したが、結論としては、ちょっと拍子抜け…。
ある意味、想定からかなり外れたという意味で、かなり衝撃的ではあるのですが…。
ラスト20分は、思っても見ない展開で、その部分ではかなり面白かったです。
そういう想定外的・奇想天外的部分に重きがいってしまったために、大事な部分を落としてしまった感じも否めません。
作品中での“多重人格的症状”を見せるフォーウィックの異常性は、非常に興味深かったのですが、その異常性の根拠たる部分をもう少し掘り下げてくれると、作品のおもしろさがさらに増したかなと思えます。
そうした部分で、マイナス部分が目に付いてしまいました。
「評価 ★★★★★ ★☆☆☆☆ 60点」
(あらすじ)
33歳前科持ちのジョン・テイラー(クレイン・クロフォード)は銀行から30万ドルを強奪するが、右足に大怪我を負ってしまう。
大金を詰め込んだバッグを隠し、あらかじめ調達しておいた車で逃走する途中、消毒液を買おうと立ち寄ったコンビニで女強盗に出くわす。
さらに店内のテレビで銀行強盗のニュースを目の当たりにし、自分の身元や逃亡車の車種まで知れ渡っているのを知る。
ジョンは車を捨て、ロサンゼルスの高級住宅街に足を踏み入れる。
プール付き豪邸の郵便受けから1枚の絵ハガキをかすめ取ると、その差出人の友人のフリをしてその家の主人ウォーウィック(デヴィッド・ハイド・ピアース)を騙し、家に招かれる。
おしゃべり好きな独身の中年紳士ウォーウィックは今夜、4人の友人を招きパーティーを開くため準備をしていた。
彼はジョンの素性を怪しむこともなく、赤ワインを振る舞う。
ジョンは、襲撃先の銀行に勤める恋人シモーン(ミーガン・ペリー)と入念に練った計画が、なぜこんなに早く崩壊したのか不思議に思っていた。
20時にウォーウィック邸にやってくるゲストの中に検事がいることを知り、ジョンは立ち去ろうとするが、ウォーウィックに引き留められる。
19時46分、ラジオのニュースでジョンの秘密が暴かれる。
ジョンはウォーウィックに刃物を突き付け、ゲストたちにパーティーの中止を伝えさせると、自分をゲストとして振る舞うよう脅迫する。
その直後、ジョンは昏倒する。
気がつくと、彼は後ろ手に縛られた状態でディナーテーブルの席についていた。
テーブルには6人分の料理が並び、ウォーウィックはいるはずのない4人のゲストにジョンを紹介していく。
ジョンの目の前に差し出されたスクラップブックには、ウォーウィックの倒錯的な欲望が生み出した恐怖のフルコースが示されていた。
私もその一人…。
今回紹介する作品は、“サンダンス映画祭”であまりにも奇想天外なストーリーで評判を呼んだという代物。
凄く期待しながら鑑賞した作品です。

「パーフェクト・ホスト」
監督:ニック・トムネイ
出演:デヴィド・ハイド・ピアース、クレイン・クロフォード、ナサニエル・パーカー、ミーガン・ペリー、ヘレン・レディ
作品の概要は次の通り…。
青年ジョンは、銀行強盗を犯して警察に追われ、ロサンゼルスをさまよっていた。
逃げ場を失い隠れ家を物色し始めた“招かれざる客”ジョンが偶然狙いを定めたのは、ひょろっとした風貌の中年紳士ウォーウィック。
強盗と暴行の前科を持つジョンにとっては、いかにも手玉にとりやすそうな人物だった。
ウォーウィックは誰が見ても物腰が柔らかなナイスガイだった。
高級住宅街の豪邸に住む彼は、気ままな独身生活を楽しみ、今夜も友人たちを招いてパーティを開くつもりだ。
そんなとき災難に見舞われて助けを求めてきたジョンは見知らぬ青年だったが、冷たく門前払いにするわけにもいかない。
なぜならウォーウィックは、つねに客人を温かくもてなす“完璧なホスト”だからだ。
かくして数奇な出会いを果たしたジョンとウォーウィックのつかの間の友情は、もろくも崩れ去る。
強盗犯だという秘密がばれたジョンが包丁をふりかざし、ウォーウィックに服従を迫ったのだ。
ところが、この家の主人はそれ以上に恐るべき秘密を隠し持っていて……。
「クライム・サスペンス」と紹介されている本作。
予告編などを通しても、かなりシリアスな内容を想像したが、結論としては、ちょっと拍子抜け…。
ある意味、想定からかなり外れたという意味で、かなり衝撃的ではあるのですが…。
ラスト20分は、思っても見ない展開で、その部分ではかなり面白かったです。
そういう想定外的・奇想天外的部分に重きがいってしまったために、大事な部分を落としてしまった感じも否めません。
作品中での“多重人格的症状”を見せるフォーウィックの異常性は、非常に興味深かったのですが、その異常性の根拠たる部分をもう少し掘り下げてくれると、作品のおもしろさがさらに増したかなと思えます。
そうした部分で、マイナス部分が目に付いてしまいました。
「評価 ★★★★★ ★☆☆☆☆ 60点」
(あらすじ)
33歳前科持ちのジョン・テイラー(クレイン・クロフォード)は銀行から30万ドルを強奪するが、右足に大怪我を負ってしまう。
大金を詰め込んだバッグを隠し、あらかじめ調達しておいた車で逃走する途中、消毒液を買おうと立ち寄ったコンビニで女強盗に出くわす。
さらに店内のテレビで銀行強盗のニュースを目の当たりにし、自分の身元や逃亡車の車種まで知れ渡っているのを知る。
ジョンは車を捨て、ロサンゼルスの高級住宅街に足を踏み入れる。
プール付き豪邸の郵便受けから1枚の絵ハガキをかすめ取ると、その差出人の友人のフリをしてその家の主人ウォーウィック(デヴィッド・ハイド・ピアース)を騙し、家に招かれる。
おしゃべり好きな独身の中年紳士ウォーウィックは今夜、4人の友人を招きパーティーを開くため準備をしていた。
彼はジョンの素性を怪しむこともなく、赤ワインを振る舞う。
ジョンは、襲撃先の銀行に勤める恋人シモーン(ミーガン・ペリー)と入念に練った計画が、なぜこんなに早く崩壊したのか不思議に思っていた。
20時にウォーウィック邸にやってくるゲストの中に検事がいることを知り、ジョンは立ち去ろうとするが、ウォーウィックに引き留められる。
19時46分、ラジオのニュースでジョンの秘密が暴かれる。
ジョンはウォーウィックに刃物を突き付け、ゲストたちにパーティーの中止を伝えさせると、自分をゲストとして振る舞うよう脅迫する。
その直後、ジョンは昏倒する。
気がつくと、彼は後ろ手に縛られた状態でディナーテーブルの席についていた。
テーブルには6人分の料理が並び、ウォーウィックはいるはずのない4人のゲストにジョンを紹介していく。
ジョンの目の前に差し出されたスクラップブックには、ウォーウィックの倒錯的な欲望が生み出した恐怖のフルコースが示されていた。
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Posted by no-bu at 12:00│Comments(0)
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