キリングショット

2012年10月07日

九回裏、得点は3-2。
1点を追うチームが、二死満塁の逆転のチャンス。

ここで登場するのが、かつての三冠王。

最近は代打での登場が多いが、かつては、めっぽうチャンスに強く、かずかずの名場面を演出してきた名選手。

当然、観客はがぜん興奮、球場全体がヒートアップ。

さて、その結果は…………。

『キリング・ショット』

アーロン・ハーヴェイ監督/ブルース・ウィリス、フォレスト・ウィテカー、マリン・アッカーマン、他)






残念ながら、見事な“三球三振”で、ゲームセット。

そんな感じの作品でした。

ここで、三球三振の幕引きを演出した名選手とは?

そう、ブルース・ウィリス。


キリングショット




誰でもそうだと思いますが、本作を見ようと思う目的は、主演のブルース・ウィリスのアクションなのではないかと思いますが…。

しかしながら、主演のはずが出番がかなり遅く、前半は謎の男として、露出があまりにも少ないし、作品中でどんな位置づけなのか全く分からない。
しまいには、派手なアクションは皆無…。
あるのは、至近距離からの銃撃戦のみ。
あまりにも、ミスマッチな感じがします。
なぜに、こんな作品に積極的にでるつもりになったのか、かなり疑問?
年齢的な問題で、アクションを意図的に避けているのか?

本作を見ていると、とにかく“タランティーノ臭さがプンプン”します。
まさに、タランティーノ・シンドロームな作品。

ほんとに作品の展開、曲づかい、どこから切っても“金太郎アメ”みたいに、タランティーノの匂いがします。

おそらく、タランティーノ作品に対するオマージュなのでしょうか?

特に、作品の入りのとりとめのない意味のないガールズトーク。
まさに、タランティーノ作品を意識した入りになってますが、最初から非常に退屈きわまりない…。
そして、何度もカットバックする時間軸のリフレイン、あまりにもくどすぎます。

何度思い返しても、“残念”の一言に尽きます。

「総合評価 ★★ 40点」


(あらすじ)
夜のラスベガス。
金髪美女のテス(マリン・アッカーマン)は、仲間の姉妹ドーン(デボラ・アン・ウォール)とカラ(ニッキー・リード)と共に車を走らせている。
3人は女強盗にしてヤクの売人であり、犯罪組織のボス・メル(ブルース・ウィリス)の命令で、郊外のダイナーに向かっていた。
そこでメルのシマを荒らしている奴らの取引が行われるため、先回りしてトラックで運ばれてくるヤクを取り押さえ、彼らの正体を暴くのが彼女たちの目的だった。
3人は前回の仕事をしくじっており、これ以上の失敗は許されない。
夜の140号線を南下していた車は、エルモアと名乗る黒人の警官に呼び止められる。
警官は目的地まで後ろから着いていくと言い張り、彼女たちは渋々承諾する。
しかし彼は、ある警官を射殺し、その制服を奪ったニセ警官だった。
間もなくダイナーに到着する。
店内には、トラック運転手と1組の夫婦らしきカップルとウェイトレスがいた。
店主と思しきウェイトレスが何か知っているはずだと判断した3人は、店内に向けて銃を構える。
ウェイトレスはライフルを取り出し、カラを射殺する。
激情したドーンはウェイトレスを射殺するが、トラック運転手がドーンを射殺する。
テスは即座に運転手を撃ち殺す。
すると店の奥から、ライフルを構えたコックのビリー(シェー・ウィガム)が出てくる。ビリーは、テスを殺せばメルから大金が貰えることを告げる。
そこにニセ警官が入ってきて、怯えるカップルを射殺する。
彼は、2年前、キャバレーで働いていたテスをスカウトしてメルに紹介した、自称“配達人”のロニー(フォレスト・ウィテカー)だった。
メルは、前回の仕事に失敗したテスたちを消すようビリーに命令していた。
密かにテスに恋していたロニーは、ビリーが貰っているはずの報酬を奪ってテスと逃げようと誘う。
しかしビリーは、金はまだ貰っていないと主張する。
一方、ロニーの顔も覚えていなかったテスは、突然の求愛と、メルの真意が分からず戸惑う。



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Posted by no-bu at 09:09│Comments(0)映画
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